2013年10月24日木曜日

「中国大陸は今でもわれわれの領土」:「尖閣諸島は中華民国の固有の領土」

_

●24日、環球網によると、台湾外交部の高安報道官は23日、「釣魚台(日本名・尖閣諸島)および周辺海域は中華民国の固有の領土である」と述べた。資料写真。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月24日 19時23分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78275&type=0

「尖閣諸島は中華民国の固有の領土」=台湾報道官が発言―中国メディア

 2013年10月24日、環球網によると、台湾外交部の高安(ガオ・アン)報道官は23日、
 「釣魚台(日本名・尖閣諸島)および周辺海域は中華民国の固有の領土である」
と述べた。

 日本の外務省は、尖閣諸島と竹島が日本固有の領土であると宣伝するために、インターネット上で国際法上の根拠を説明する動画を配信している。
 これについて、台湾外交部の高報道官は
 「歴史、地理、地質、国際法規などの点からみても、釣魚台および周辺海域は中華民国の固有の領土であることに疑いの余地はない」
と述べた。

 高報道官は、
 「馬英九(マー・インジウ)総統は東シナ海平和イニシアチブを提唱しており、平和的な方法で問題を解決すべき」
とし、関係各国に共同で当該地域の平和的安定を守ることを呼びかけた。



 どうも安倍さんの動きが気になる。
 台湾の動きが少々気になるからである。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月20日 13時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78100&type=0
「中国大陸は今でもわれわれの領土」、
台湾・馬総統「一つの中国」を強調―中国メデイア


 これ、どう考えてもおかしい。
 台湾は中国の経済発展の影響をモロに受けて利益を上げているところである。
 それがなんで今さら大陸侵攻に近いような発言をなすのだろうか。
 馬総統というのは国民党に所属する。
 国民党とは蒋介石の流れ、つまり大陸系である。
 共産党に追われて中国に行き場を失って台湾に逃げてきたのが国民党である。
 とすれば、思想的に合わないはずである。
 だが、その中国において最近、蒋介石を、持ち上げる動きが出てきている。
 

朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/20 08:56
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/20/2013102000039.html
【萬物相】中国で再評価される蒋介石
 ---------
 ---------
 今年7月に社会科学院のベテラン研究員2人が著した『蒋介石伝記』は110万部を売り上げた。
 蒋介石を40年以上研究した2人は、蒋の日記や秘密解除された文書に基づき、北伐と抗日戦争の功績を客観的に記述した。
 中国がかつて匪賊として非難した蒋介石への評価を変えたのは、
 台湾との「政治的統一」を念頭に、台湾人2300万人の支持を得るのが狙いだ。
 統一が現実として近づくほど、蒋介石を毛沢東と共に20世紀の英雄として再評価する動きが活発になりそうだ。
  
 中国国内で
 「蒋介石と毛沢東を20世紀の中国の英雄として再評価」の動き、
なんてことは、記者25万人にマルクス主義学習を義務付け、あるいは毛沢東語録の出版へとかいったことで国内引き締めにやっきになっている姿からは想像もできないのだが。
 本当か?と疑るのが常識だろう。
 でも事実らしい。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月5日 18時50分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77547&type=

蒋介石・宋美齢夫妻の旧宅「美齢宮」の改修工事が終わる
=地下室が初めて一般公開へ―江蘇省南京市


●3日、揚子晩報によると、蒋介石の妻で“宋家の三姉妹”としても有名な宋美齢の旧宅「美齢宮」の改修工事が終わった。

2013年10月3日、揚子晩報によると、蒋介石(ジアン・ジエシー)の妻で“宋家の三姉妹”としても有名な宋美齢(ソン・メイリン)の旧宅「美齢宮」の改修工事が終わった。

 「美齢宮」は、1933年に国民党政府首席官邸として完成。
 宋美齢自身も設計案に加わって建てられたこの伝統的な中国風の邸宅は、蒋・宋夫妻がここでたびたび余暇を過ごしたことから、後にその名が付いた。

 2012年12月の着工から、約9カ月をかけて改修された。
 外壁は一新され、部屋の中は宋美齢が過ごしていた当時と同じように復元された。
 複雑なシステムを擁する地下室が初めて一般に公開されるほか、宋美齢の手記の複製なども展示されるという。

 テレビの刑事モノならこれだけ揃えば見事なストーリーを作るであろうが、外交はそうはいかない。 
 アドバルーンをいくつも打ち上げて周りの反応をみながらルートを考察していくのが本道である。
 でもあえてシュミレーションの一つを推理すればこうなる。
 中国の蒋介石の再評価運動を受けて、安倍サンは台湾にヒソヒソ話をする。
 中国国内に揺さぶりをかけますから、もし共産党政府が崩壊したら
 「国民党が政権を受け継ぐ用意があります
と前もってアピールをしておきなさい、
と助言したかもしれないと。
 日本のメデイアは外交を知らない、というより
 知らないふりをする
のがうまい。

 安倍サンならそのくらいの芸はしているはずである。
 なぜなら、
 「首相就任からわずか10カ月で23カ国を訪問し、延べ110回以上の首脳会談を行った
という強者となれば、この人から何が起こっても驚くにはあたらない、ということになる。
 よって「領空侵犯無人機撃墜撃墜命令
とはその辺のところから出ている可能性もある。
 つまり、中国国内を動揺させ、社会不満を掻き立てるために。
 考えてみれば
 無人機なら、事を作り上げるのに、こんな便利なシロモノはない。
 人命は失われず、せいぜい「器物損壊」程度に過ぎない。
 非難される大義がまるでない。
 それで中国国内が沸騰してくれればこんなに安上がりなことはない。
 やってみたい誘惑にかられるほどの戦術である。

 とはいうものの今日明日でやることではない。
 おそらく、2年3年の期間をおいてのことだろう。
 ということは、そのころに中国国内で相当大きな動揺があると見ていることになる。
 通常なら多くの投資家がいうように「バブルの崩壊」ということになる。
 空気清浄機を背負って外出する人も出始めたという中国では、経済崩壊の前に環境崩壊も懸念される。
 成長率を7%で維持しようとすればこれからも相当な環境破壊を覚悟せねばならない。
 環境対策というものは今年やったからといって来年成果が出てくるものではない。
 いますぐに始めても目に見える形で出てくるのは2020年代に入ってからだろう。
 果たしてそんな状況に人は満足できるであろうか。
 一時のあきらめはできるにしてもそれが子供の代まで続くとなると、腹をくくるということにもなりかねない。
 もし成長を諦めたら、今度は低所得層の反発が厳しくなる。
 上の連中だけがいい思いをしやがって、ということになる。
 どちらにしても、今の中国がこのままの状態で将来もやっていけるとはとても思えない。
 3年うちに国内がザワつくとみれば、それまでに下ごしらえだけは済ませておかねばならないことになる。
 安倍サンがそのあたりを見通して動いていても不思議はない。
 今後の安倍サンの動きというのは、日本がどうのこうのではなく、
 中国の崩壊を睨んでの動きとみたほうが納得しやすい。
 さてさて、真相はいかに、そしてどうなることになるのだろう?





__