●ミャンマーに寄港した海上自衛隊の練習艦「かしま」=30日、ヤンゴン近郊のティラワ港(日本大使館提供)
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jiji.com (2013/09/30-19:44)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201309/2013093000838&g=soc
ミャンマーに初寄港=海自の練習艦隊
【バンコク時事】海上自衛隊の練習艦隊が30日、ミャンマーの最大都市ヤンゴン近郊のティラワ港に寄港した。
遠洋練習航海の一環で立ち寄ったもので、海自艦艇がミャンマーを訪れたのは初めて。
10月4日まで滞在する予定。
艦隊は練習艦「かしま」「しらゆき」と護衛艦「いそゆき」の3隻から成り、ティラワ港ではヤンゴン日本人学校の生徒らが両国の小旗を振って歓迎した。
今回の寄港は若手幹部の実習訓練とミャンマーとの友好親善が目的だが、海洋進出を活発化させている中国海軍をけん制する狙いもあるとみられている。
練習艦隊は海自の幹部候補生学校の卒業生ら約730人を乗せて5月22日に東京・晴海埠頭(ふとう)を出港。
世界18カ国を回って10月30日に帰国する予定となっている。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年10月4日 6時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77506&type=0
日本海自艦艇が初のミャンマー訪問=「狙いは中国けん制」と日本メディア―香港メディア
2013年10月3日、英BBCが報道したところによると、日本の海上自衛隊の練習艦隊が9月30日、初めてミャンマーの港湾に停泊し、ミャンマー軍と交流活動を行った。
海自艦艇がミャンマーを訪れたのは初めてであり、日本メディアの注目を集めている。
日本のNHKは2日、これを日本とミャンマーとの新たな防衛交流の動きと称し、
「中国との結びつきが強かったミャンマーだが、民主化が進む中で日本との関係をより強める外交姿勢へと転じており、日本はこの機会をミャンマーとの新しいレベルの防衛交流の始まりとしたい」
と伝えている。
香港メディア・大公網が伝えた。
ミャンマーの首都ヤンゴン近郊のティラワ港に停泊しているのは、海上自衛隊の練習艦「かしま」「しらゆき」と護衛艦「いそゆき」の3隻から成る練習艦隊で、幹部候補生およそ170人を含む隊員730人を乗せている。
練習艦隊は遠洋練習航海のため、5月22日に東京の晴海ふ頭を出港し、欧米や中東、アフリカと世界を回って17カ所の港に寄港し、10月30日に帰国する予定である。
日本とミャンマー両国は、日本の海自艦艇による初めてのミャンマーへの「訪問」は「立ち寄っただけ」であり、両国の若手幹部らの交流が目的であると伝えているが、艦隊がティラワ港に到着した際には、ミャンマー海軍関係者が出迎え、軍楽隊の演奏による歓迎もあった。
また、北川文之練習艦隊司令官は記者団に対し、
「ミャンマー側の都合がつけば、近いうちに初めての合同軍事演習を行う考えだ」
と述べている。
時事通信は、日本の艦隊のミャンマー訪問は、
「友好親善が目的だが、海洋進出を活発化させている中国海軍をけん制する狙いもあるとみられている」
と伝えた。
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【参考】
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jiji.com (2013/05/19-15:07)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013051900090&g=soc&relid2=1_3
海自練習艦ミャンマー初寄港へ=対中国意識、存在感示す-防衛省
●若手幹部の訓練を目的とした遠洋練習航海で、海自艦艇として初めてミャンマーに10月に寄港する予定の練習艦「かしま」=14日午後、東京・晴海埠頭(ふとう)
海上自衛隊は若手幹部が乗り込んだ練習艦隊を海自の艦艇として初めてミャンマーに10月上旬に寄港させる。
ミャンマーはインド洋へのアクセスが容易なシーレーン(海上交通路)の要衝に位置している。
寄港は西太平洋で活動を活発化させる中国海軍を念頭に、ミャンマーとの交流を深め、東南アジアでの日本の存在感を高める安倍政権の安保外交戦略の一環とみられる。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年10月4日 18時38分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77556&type=0
習近平主席がインドネシア国会で重要演説―中国メディア
●4日、習近平国家主席は今月3日、インドネシア国会で重要演説「手を携えて中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)運命共同体を建設」を行った。写真はインドネシア国会で演説する習主席。
2013年10月4日、習近平国家主席は今月3日、インドネシア国会で重要演説
「手を携えて中国・ASEAN(東南アジア諸国連合)運命共同体を建設」
を行い、インドネシアとASEANに対する中国の善隣友好政策について全面的に明らかにするとともに、中国とインドネシアの包括的・戦略的パートナーシップを強化し、より緊密な中国・ASEAN運命共同体を建設して、共同発展と共同繁栄を実現することを提言した。
習主席は
「インドネシア訪問はこの度の私の東南アジア歴訪の最初の訪問であり、友好関係を継承する旅、協力の計画を立てる旅だ。
中国とインドネシアは海を隔てて相望む。
両国の友好関係は長い歴史を持ち、非凡な道程を歩んできた。
1955年に両国と他のアジア・アフリカ諸国は平和共存、小異を残して大同につくを軸とするバンドン精神を共同提唱し、新型の国際関係の建設に不滅の歴史的貢献を果たした。
今回の訪問で私とユドヨノ大統領は両国関係の包括的・戦略的パートナーシップへの格上げを宣言する。
これは両国関係がこれまでの事業を受け継ぎ、将来の発展に道を開き、包括的に踏み込んで発展するようにするためだ」
と指摘。
重点的に努力すべき分野として以下を挙げた。
①.第1に、信用を重んじ、友好を求める方針を堅持する。
中国はASEAN諸国と真摯に接し、友好的に付き合い、政治、戦略面の相互信頼をたゆまず強固にし、社会制度と発展路線を自ら選択する互いの権利を尊重し、相手側の戦略動向に対する信頼を揺るぎないものにし、互いの重大な懸念について支持し合い、中国・ASEAN戦略協力の大きな方向性をしっかりと押さえることを望んでいる。
②.第2に、協力と共存共栄を堅持する。
中国は対等・互恵を基礎にASEAN諸国に対する開放を拡大し、中国・ASEAN自由貿易圏の水準を高めて、双方の貿易額を2020年までに1兆ドル(約97兆円)に引き上げることを望んでいる。
中国はASEAN諸国とのコネクティビティの強化に尽力し、アジアインフラ投資銀行の設立を提唱する。
中国はASEAN諸国と海洋協力パートナーシップをうまく発展させ、21世紀の「海上のシルクロード」を共同建設することを望んでいる。
③.第3に、共同警備と助け合いを堅持する。
われわれは冷戦思考を捨て、総合安全保障、共通の安全保障、協調的安全保障という新たな理念を積極的に提唱し、防災・災害救援、サイバーセキュリティ、国際犯罪の取締り、合同取締り面の協力を深化し、地域安全保障問題について定期的に対話を行い、中国・ASEAN防衛相会議制度を整備すべきだ。
④.第4に、心と心の触れ合いを堅持する。
われわれは青年、シンクタンク、議会、非政府組織、社会団体の友好交流を促進する必要がある。
中国はASEANにより多くのボランティアを派遣し、ASEAN諸国の文化、教育、衛生、医療事業の発展を支援したい。
2014年を中国・ASEAN文化交流年とすることを提唱する。
⑤.第5に、開放と包容を堅持する。
われわれは域外諸国が本地域の発展と安定に建設的役割を発揮することを歓迎する。
また、域外諸国は本地域の多様性を尊重し、本地域の発展と安定にプラスのことをすべきだ。
中国・ASEAN運命共同体、ASEAN共同体、東アジア共同体は各々の強みを発揮して、多元的共生、包容的共同進歩を実現すべきだ。
習主席は
「中国は平和的発展路線を揺るぎなく歩み、独立自主の平和外交政策を揺るぎなく遂行し、互恵・共存共栄の開放戦略を揺るぎなく遂行する。
中国の発展がアジアと世界にもたらすものは発展のチャンスであり、脅威ではない。
中国は引き続きASEAN、アジア、世界と経済・社会発展のチャンスを分かち合うことを望んでいる」
と強調した。
最後に
「中国国民は中華民族の偉大な復興の実現に尽力している。
インドネシア国民も経済発展の全体計画を積極的に推進し、民族の台頭を図っている。
中国・インドネシア両国は16億の人口を擁する。
両国民が手を結び、心をつなぎさえすれば、世界の4分の1もの人口を集め、人類の発展の歴史における新たな奇跡を創造し、両国関係の発展に新たな1ページを書き加え、中国・ASEAN運命共同体の素晴らしい未来を切り開き、世界の平和と発展という崇高な事業により大きな貢献を果たすことになる」
と述べた。
(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)
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