2013年10月28日月曜日

自衛隊3万4000人離島奪還訓練、88式地対艦ミサイルを配備:安倍式「倍返し」

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●25日、自衛隊は11月1日から沖縄・九州を中心とした南西地域で18日間にわたる大規模な軍事演習を実施する。今回は、初めて沖縄県宮古島に地対艦ミサイル防御システムを配備する訓練となる。資料写真。


朝鮮日報 記事入力 : 2013/10/28 09:29
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/10/28/2013102800599.html

中・日の軍事緊張再び、中国軍が沖縄で武力誇示

 中国軍機が25日から27日にかけ、3日連続で日本の沖縄周辺上空を飛行し、武力を誇示した。
 日本の自衛隊は27日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)を管轄する部隊を初めて参加させた大規模な観閲式を行った。

 一時的に鎮静化していた日本と中国の緊張が再び高まっている。
 日本の防衛省は27日、
 中国軍のY8早期警戒機型1機、H6爆撃機2機が沖縄本島と宮古島の間の公海上を通過し
 東シナ海と太平洋の間を往復飛行したことを明らかにした。
 日本の航空自衛隊は戦闘機を緊急発進させ、警戒飛行を行った。
 しかし、中国機は日本の領空を侵犯しなかった
 24日には中国海軍の艦船5隻が沖縄本島と宮古島の間を通過した。
 中国軍の航空機と艦船の太平洋進出に関連し、日本経済新聞は、中国軍の北海、東海、南海の各艦隊が西太平洋で「機動5号訓練」を実施していると伝えた。

 同紙は中国メディアの報道を引用し、中国海軍が敵味方を想定した二つに分かれ、実戦に近い演習を行っており、敵潜水艦の攻撃を想定した演習も実施中だと伝えた。

 中国軍機の飛行は、安倍首相が最近、領空を侵犯した外国の無人機を撃墜するなどの措置を取ると表明した防衛庁の方針を承認したことと関係があるとの見方もある。
 中国国防省の耿雁生報道官は26日、
 「中国の無人機が撃墜された場合、これは一種の戦争行為だ
 われわれは果断な措置で反撃する
と警告した。

 中国海軍は最近、原子力潜水艦部隊を42年ぶりに公開した。
 華僑向け通信社の中国新聞社は27日、中国海軍の北海艦隊に所属する原子力潜水艦基地に停泊している弾道ミサイル搭載原子力潜水艦の写真と演習中の原子力潜水艦の写真を紹介し「中国海軍秘蔵の武器」と伝えた。
 中国が日本に対し、武力をアピールしたとみられている。

 日本は27日、埼玉県の朝霞駐屯地で大規模な自衛隊の観閲式を行った。
 日本は11月1日の自衛隊記念日を控え、全国各地で軍事演習を行っている。
 観閲式には自衛隊員約4000人と戦車などの車両240台、航空機50機が参加し、パレードを行った。
 尖閣防衛を担当する部隊(西部方面普通科連隊)も観閲式に初参加した。
 米海兵隊の上陸作戦用水陸両用車も初めて登場した。

 安倍首相は観閲式で
 「平和は他人の力によってもたらされるものではない。
 私たち自身の力で実現するほかない」
とした上で「集団的自衛権や集団安全保障に関する事項も含めて、安全保障の法的基盤の検討を進める。
 全ては、時代の変化を捉え、これからも『国民のための自衛隊』であり続けるための改革だ」
と述べた。
 安倍首相はまた、尖閣諸島に対する中国の領有権主張に関連し
 「力による現状変更は許さない、とのわが国の確固たる国家意思を示す
と述べた。




●沖縄本島と宮古島の間


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月28日 12時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78393&type=0

自衛隊が3万4000人投入の離島奪還訓練へ=宮古島海域に地対艦ミサイルを配備―中国メディア

 2013年10月25日、新華網によると、自衛隊は11月1日から沖縄・九州を中心とした南西地域で
 18日間にわたる大規模な軍事演習
を実施する。
 今回は、初めて沖縄県宮古島に地対艦ミサイル防御システムを配備する訓練となる。
 以下は報道の内容。

 自衛隊の統合幕僚監部は23日、陸海空の自衛隊員約3万4000人を動員した離島奪還訓練を実施することを公表し、「特定の国を対象としたものではない」としている。

 だが、中国海軍の艦艇がたびたび沖縄本島と宮古島の間の海域を抜けて太平洋を出入りしており、
 沖縄南部に配備される陸上自衛隊の88式地対艦ミサイル
沖縄本島と宮古島間の全海域をカバーすると報じられている。

 防衛省は、離島奪還訓練は那覇市の東南400キロにある無人島の沖大東島で、艦艇からの射撃や爆撃機による爆撃、陸上自衛隊員による演習が行われる。

 近年、自衛隊は単独、または在日米軍との合同離島奪還訓練を頻繁に実施しており、
 今回の演習で最も注目を集めているのは沖縄本島・宮古島海域に投入される地対艦ミサイル演習だ。

 沖縄本島・宮古島海域の公海は中国軍の艦船が東シナ海を抜けて太平洋入りするための要路で、日本は通航を確認するたびに発表しているが、中国側は潜水艦を浮上させるなど堂々と通過しており、示威的な行動であるとみなされている。

 近年、日本は南西地域の防衛強化に力を入れており、東シナ海を隔てた中国を警戒している。
 日本は一貫して「特定の国を対象としたものではない」と述べているが、中国による釣魚島(尖閣諸島)奪取に備えていることは明白である。

 陸上自衛隊は日本の各地に88式地対艦ミサイルを配備しているが、離島への配備は少なく、今回の宮古島への配備によって沖縄本島・宮古島海域の情勢と日本のこの地域での目標がメディアからの注目を集めることになるだろう。




●88式地対艦ミサイル



レコードチャイナ 配信日時:2013年10月28日 21時20分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78404&type=0

日中軍事衝突の可能性は「極めて低い」
=専門家「中国から仕掛けることはない」―中国紙


●28日、環球時報は、「日中軍事衝突が起こるか否かは3つの要素によって決まる」と題した記事を掲載した。写真は12年11月、中国空母「遼寧」艦載機の発着艦試験。

 2013年10月28日、環球時報は、
 「日中軍事衝突が起こるか否かは3つの要素によって決まる
と題した記事を掲載した。
 以下はその概要。

 日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議が26日、東京で開かれた。日本の岸田文雄外務大臣はこの席で中国とASEAN(東南アジア諸国連合)の一部の国との間に存在する領土問題について、「国際社会が注目する問題である」とした。

 日本の安倍首相が掲げる“中国対抗”の旗印は、中国との開戦を望んでいるようにも聞こえる。
 日本国民が安倍政権を選んだのは経済対策のためであって、周辺国を挑発することではあるまい。

 元駐日中国大使の徐敦信(シュー・ドゥンシン)氏は、日中間に軍事衝突が起きるか否かは、中国、日本、米国の3つの要素によって決まるとした上で、
 「
①.中国は平和的発展の路線を維持し、
 自ら攻撃を仕掛けることはない
②.日本の経済的、軍事的な状況や周辺国との関係を考えれば、
 日本は中国との軍事衝突に耐え得る能力はない。
③.日中の衝突は、米国の利益とも一致しない。
 つまり、
★.日中軍事衝突の可能性は極めて低い

とした。
 また、安倍首相の挑発的な発言について徐氏は「相手にする必要はない」としている。


 「中国は戦争をしかけないし、日本には軍事衝突に耐えうる力はない」
としているるが、本当のところは
 中国は日本と戦争ではなくとも「紛争」すらも行う意図はない。
 それは物理的戦争パワーの違いではなく、中国自身が国内にもっている社会的な危険度に依っている。



●中国空母「遼寧」離着艦試験成功 2012年11月27日



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月31日
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-10/31/content_30457013.htm

 日本が南西海域に対艦ミサイルを配備 矛先は海峡通過の中国艦艇に



●資料写真:宮古海峡を通過する中国海軍の艦艇

 日本は今週金曜日、3万4000人の隊員を動員し、大規模な離島奪還訓練を実施し、釣魚島(日本名・尖閣諸島)から約150キロの地点に対艦ミサイルを配備する予定だ。
 その射程距離は重要な海上ルートである宮古海峡を「封鎖」するに足り、釣魚島を射程範囲内に収めることができる。
 関連海域は、中国の艦艇・航空機が太平洋に出入りするため、必ず通過しなければならない。

 日本側の挑発に対して、香港紙・文匯報は30日に軍事専門家の観点を引用し、
 「対艦ミサイルの配備と使用は、深刻な戦争のエスカレート行為である。
 しかし中国軍は日本の立体的な封鎖に対抗する能力があり、各方面から海・空の兵力を同時に動員し、いわゆる封鎖を突破することが可能だ」
と伝えた。

 軍事専門家の李莉氏は、
 「日本はこれまで関連島嶼にレーダーを配備している。
 今回さらに対艦ミサイルを配備したのは、宮古水道(宮古海峡)を封鎖するためだ。
 宮古水道は近年、中国海軍が西太平洋に出入りする重要ルートとなっており、北の沖縄県那覇市から300キロ、南の台湾島からわずか330キロ、西の釣魚島からわずか100キロ余りしか離れていない。
 その地理的位置は重要で、日本が今回対艦ミサイルを配備したのは、宮古水道に対する効果的なコントロールを目的としている」
と分析した。

 軍事専門家の尹卓氏は、
 「日本は中国を見据え対艦ミサイルを配備する。
 演習は一つの姿勢を示すためで、島嶼を占拠するほか、反撃を受けた状況の中でより大規模な武力を動員し、戦争のエスカレートに備える。対艦ミサイルの使用は、深刻な戦争のエスカレート行為である」
と指摘した。

 軍事専門家は、
 「宮古海峡はそもそも自衛隊の艦艇と戦闘機に厳しく監視されている。
 仮に石垣島に対艦ミサイルを追加したならば、中国海軍が西太平洋に出入りする便利な手段が切断されるという、現実的なリスクが存在する」
と語った。

 専門家は、
 「日本の立体化封鎖に対抗するため、中国は各方面から海・空の兵力を同時に動員するべきだ」
と提案した。
 人民解放軍が実施中の「機動―5号」演習には、次のような訓練内容が盛り込まれている。
(1).中国海軍3大艦隊が宮古海峡・バシー海峡から同時に西太平洋の予定海域に入る。
(2).2機の爆撃機が遠距離から急襲し、「レッドチーム」の艦隊に協力し、「ブルーチーム」の艦隊に突撃を仕掛ける。

 中国軍事専門家の杜文竜氏は、
 「日本が対艦ミサイルを配備し、海峡封鎖を目的に演習を実施するのは、同海域を通過する中国艦隊に対して、自国の対艦作戦能力を誇示する狙いがある。
 自衛隊の対艦ミサイルの位置は中国から遠く離れておらず、ミサイルを搭載する車両の発見と位置特定が容易だ。
 ミサイル発射や悪意ある挑発行為に出た場合、中国側はすかさずこれに反応できる。
 中国の空の力が持つ正確な攻撃の能力は、西太平洋に向け航行する艦艇を護衛できる」
と指摘した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月1日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/01/content_30471901.htm

 日本が本日より離島奪還演習を開始 狙いは中国挑発か

 自衛隊は11月1日より、18日間に渡る陸海空自合同の離島奪還演習を開始し、約3万4000人の隊員が参加する。
 自衛隊は敵に占拠された島嶼に対して、海から兵力を投入し上陸作戦を展開するほか、仮想敵に攻撃された場合を想定した初の離島防衛演習を実施する。
 防衛省は軍事演習が「特定の国を対象としない」ことを強調しているが、今回の演習は釣魚島に向けられたものだと分析されている。
 「中国新聞網」が伝えた。

 今回の上陸作戦訓練は、沖縄本島の南東に約400キロ離れた米軍の射爆場として使われている沖大東島を目標とし、艦砲射撃および戦闘機による爆撃を実施し、陸上自衛隊の上陸前の一連の流れを訓練する。
 防衛省の関係者は、駆逐艦とF-2戦闘機が実弾射撃を実施すると表明した。

 自衛隊による単独の離島奪還演習、在日米軍との離島奪還合同演習が、近年になり頻繁化している。
 沖大東島の実際の環境は、釣魚島と異なっている。
 同島の海岸の地形はより複雑で、船舶が座礁する危険性が高いため、自衛隊の上陸戦力が試されることになる。

 また今回の演習は、2009年の九州陸海空自衛隊の合同演習以来、自衛隊最大規模の演習となる。
 陸海空自の迅速な反応、局地的な制空・制海権奪取の能力が試され、実戦に向けた内容だ。
 また今回の演習では、沖縄本島と宮古島の間の海域に、地対艦ミサイルが配備される予定だ。

 自衛隊の今回の演習内容は、上陸作戦、輸送訓練などとなっており、典型的な離島奪還演習だ。
 軍事専門家の杜文竜氏は、
 「日本の演習行動のすべてが、釣魚島に向けられている。
 陸海空自合同の大規模な兵力で、南西方面の軍事演習を実施するのはこれが初めてだ。
 演習全体は制海・制空権の奪取、陸上自衛隊の上陸の護衛、島の防衛を基本的な内容としている。
 今後いわゆる不測の事態が生じた場合、日本が釣魚島方面で展開する作戦は、今回の演習の内容と一致する」
と指摘した。

 日本の今回の離島奪還演習に対して、中国外交部の華春瑩報道官は、
 「関連国は地域内の諸国の政治・安全の相互信頼の促進、地域の平和と安全の維持に有利なことをするべきだ」
と強調した。








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