2013年11月18日月曜日

日本防衛省の「中国の偵察機が尖閣空域に接近」発言:故意に緊張を煽るもの

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●16日、防衛省統合幕僚監部は、中国の電子偵察機「Tu-154」が尖閣諸島から北に150キロの空域を飛行したと伝えた。これについて環球網は「日本が故意に緊張をあおっている」とする中国軍関係者のコメントを掲載した。写真は「Tu-154」。


レコードチャイナ 配信日時:2013年11月18日 8時58分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79263&type=0

日本防衛省の「中国の偵察機が尖閣空域に接近」発言は、軍拡目的で故意に緊張を煽るもの―中国メディア

 2013年11月16日、日本の防衛省統合幕僚監部は、中国の電子偵察機「Tu-154」が尖閣諸島から北に150キロの空域を飛行したと明らかにした。
 これについて、環球網は「故意に緊張をあおっている」と批判する中国軍関係者のコメントを掲載した。
 以下はその内容。

 電子偵察機「Tu-154」の飛行について、軍関係者は
 「わが軍の正常な合法的行為であり、釣魚島(尖閣諸島)から北に150キロ離れた空域を飛行している。
 日本がこれを釣魚島と関連付けるのは、意図的に人の耳目を惑わせ、地域の緊張をあおり、軍備拡張の口実を作り出そうという意図によるものだ」
と述べた。

 さらに以前の報道によると、日本政府が昨年9月に行った島の違法購入以来、
 中国は釣魚島(尖閣諸島)の領海基点や基線、地理座標を定め、『釣魚島白書』を刊行、中国の基本立場と政策、主張を公開し、定例巡航を継続している。

 国家海洋局の公開情報によると、今年9月中旬までに中国政府は釣魚島(尖閣諸島)海域に巡視船を59回派遣し、最長連続航行時間は28時間を超え、島から0.28海里まで接近したこともある。
 そのうち、昨年12月には釣魚島(尖閣諸島)領海、領空内で初めての空海同時巡航を行っている。



NHKニュース 2013年(平成25年)11月18日[月曜日]
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131116/k10013112841000.html

中国機東シナ海飛行でスクランブル

 16日午後、中国の情報収集機1機が東シナ海の上空を飛行し、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進しましたが、領空侵犯はありませんでした。

 防衛省によりますと、16日午後、中国軍のTU154情報収集機1機が東シナ海の上空を南に向けて飛行しているのを自衛隊のレーダーで確認しました。
 航空自衛隊の戦闘機がスクランブル=緊急発進しましたが、情報収集機は沖縄県の尖閣諸島の北200キロほどのところで進路を西に変え、夕方には中国側に戻り、領空侵犯はありませんでした。
 この種類の情報収集機が日本周辺を数時間にわたって飛行したのを防衛省が確認したのは初めてで、飛行の目的など、分析を進めています。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 発信時間: 2013-11-18 10:56:00
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/18/content_30631834.htm

 日本が中国Tu-154の釣魚島周辺の飛行を伝える 緊張状態を作る行為



 日本の防衛省・統合幕僚監部は16日、同日午後に中国の電子偵察機「Tu-154」が釣魚島の北約150キロの空域を飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進し対応したと発表した。

 防衛省がTu-154の飛行を伝えたのは今回が初めて。
 防衛省は中国の東中国海における活動に警戒している。
 防衛省によると、中国の電子偵察機は韓国の済州島の南の東中国海空域を通過し、釣魚島に向かって飛行した。
 同機の外観は旅客機に似ている。

 中国中央テレビ(CCTV)の記者は、これについて関係者に話を聞いた。
 同関係者は、
 「このような行動があったとしても、中国軍の正常で合法的な行為である。
 その上、釣魚島から150キロ離れた空域であり、日本側がこのことと釣魚島を関連付けることは完全に是非を混乱させ、地域の緊張状態を作ろうとする行為であり、自身の軍備拡張の口実を作るためである」
と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月18日
http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2013-11/18/content_30631355.htm

 中ロの偵察機が日本に接近? 日本軍拡の口実に

 「日本は戦闘機を緊急出動させ、領空付近を飛行中の中国とロシアの偵察機を監視した」
 日本の各メディアは17日、日本防衛省が前日スクランブルをかけたことを報じた。
 またこれまでの中ロ機の偵察活動への対応と異なり、今回は同日に中ロ両国の偵察機への対応を迫られた。

 読売新聞は17日、
 「これは防衛省が初めて公表した、中国のTu-154電子偵察機を対象とするスクランブル措置だ」
と伝えた。
 産経新聞は、
 「このTu-154電子偵察機は中国大陸部より離陸し、中国東北部を経由し、その後さらに韓国チェジュ島南部で進行方向を南に転じ、日中両国の中間線付近の石油・ガス田を飛行し、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の北に200キロ離れた空域で西に向かい、中国大陸に帰還した」
と報じた。

 中国の関係者は上述した報道内容について、このような行動があったとしても、人民解放軍の合法的な行為だと指摘した。
 日本は地域の緊迫ムードを誇張し、軍拡の口実にしようとしている。

 産経新聞はまた、
 「Tu-154の外観は旅客機に似ている。
 これは同電子偵察機が、旧ソ連のツポレフ設計局で開発されたTu-154中距離旅客機をベースに改造したためだ(コードネームはTu-154M/D)」
と伝えた。
 情報によると、中国空軍は同電子偵察機を4機保有しており、機体の下部には電子戦・電子情報システムを搭載し、一部はさらに地上の作図のために合成開口レーダーを搭載している可能性がある。
 同電子偵察機は中型・大型機を捕捉・分析でき、敵側のレーダー信号を正確に捕捉・分析することで、敵の空港の位置を特定する。
 ゆえに同電子偵察機は、人民解放軍空軍に配備されている電子情報・コントロールを担当する最先端の軍用機、戦闘機の効果を拡大する武器である。

 中国のTu-154が日本の「防空識別圏」に入った同日、ロシアの軍用哨戒機も日本周辺に姿を現した。
 共同通信社は17日に防衛省の情報を引用し、
 「ロシア軍の2機のTu-142哨戒機が同日、オホーツク海から北方四島を経由し太平洋に入り、沖縄本島の東まで長距離航行したのち帰還した。
 航空自衛隊の戦闘機がスクランブルで対応し、ロシア軍機は今回日本の領空を侵犯しなかった」
と報じた。

 ノーボスチ通信社(ウェブ版)は17日、
 「Tu-142はTu-95戦略爆撃機をベースに発展させた遠距離哨戒機で、主に遠洋での対潜偵察任務を遂行する。
 その設備には主に対海捜索レーダー、潜水艦捜索設備、通信ナビゲーションシステム、電子対抗設備が含まれる。 
 その電子偵察設備は海と潜水艦に対する偵察が可能で、一定の偵察・早期警戒能力を持つ」
と報じた。

 共同通信社は17日夜、
 「16日に続き、中国の1機のTu-154電子偵察機が同日、再び釣魚島から北に約150キロの空域に入った」
と伝えた。
 中ロ両軍の大型偵察機が同時に日本周辺に姿を見せたことについて、防衛省の関係者は、自衛隊が沖縄付近で実施している大規模な軍事演習が最終段階に入っており、中ロの偵察機がその付近で情報収集している可能性を否定できないと語った。




急増するスクランブル 1/2 

公開日: 2013/05/11

急増するスクランブル 2/2 

公開日: 2013/05/11

空自スクランブル中国の領空侵犯 

 アップロード日: 2009/01/23
たぶん2006年もの



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月19日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/19/content_30640057.htm

中国の偵察機、2日連続で釣魚島に接近






 日本の防衛省統合幕僚監部は17日、中国のTU154情報収集機1機が同日午前から午後にかけて東中国海を飛行し、釣魚島(尖閣諸島)から北におよそ150カイリの海域の上空を飛行していたのを確認したと発表した。
 また、防衛省は
 「航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対応し、中国の情報収集機による領空侵犯はなかった。
 TU154は16日にも尖閣付近を飛行した」と伝えている。

 TU154情報収集機は17日、東中国海を東に向かって飛行した後、南下して釣魚島からおよそ150カイリの海域の上空付近まで近づき、西に進路を変更したという。



「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月22日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-11/22/content_30676402.htm

 他人を悪人呼ばわりする日本 中国は先回りし阻止するべき



 日本は今週、中国の中国の電子偵察機「Tu-154」が2日連続で釣魚島(日本名・尖閣諸島)付近の海域に入り、航空自衛隊の戦闘機がスクランブル対応したと誇張して伝えた。
 この話題は、人々の視線を引きつけた。
 これには次の原因がある。
(1).東中国海の海域で中国の電子偵察機が発見されたのは初めてだと強調した。
(2).多くの人が注目を続けている釣魚島と結びつけ、付近の空域について触れた。
(3).航空自衛隊がスクランブル対応したことに触れた。

 表面的には、この話題は多くの人が注目するホットな話題と関連しているようだが、一つ一つ切り離して見ると、いずれも検証に耐えられないことが分かる。

 (1)については、どんなことにも始まりがあり、かつ中国機が入ったのは国際的空域だ。
 国際法に照らし合わせた場合、本件は日本と何の関係もない。
 中国はかつて能力面で問題があったかもしれないが、こうする権利がなかったというわけではない。
 中国は昔も今も、常に国際的空域で自由に飛行する権利を持つ。中
 国に能力が備わったならば、当然それが始まるわけで、2回目以降も数を重ねていくだろう。
 これは中国の権利だ。

 (2)については、なんとコメントするべきか苦しむほどだ。
 Tu-154は、釣魚島から北に150キロ離れた空域を通過したからだ。
 日本は釣魚島を一つの目印にしているようだが、しかしなぜわざわざ目印に釣魚島を選んだのだろうか。
 これには事件を誇張する狙いがある。Tu-154は釣魚島から北に150キロ離れた国際的空域を通過し、日本とは何の関係もない。

 日本はいわゆる防空識別圏という概念を強調し、強気になっているようだ。
 日本の防空識別圏の最北端はロシアの領土から100キロ余りに迫っており、最西端は中国の浙江省から東に100キロ余りまで迫っている。
 これほど広大な防空識別圏のうち、70−80%の空域は日本の領空ではない。

 Tu-154のいわゆる「事件」については、わざわざ説明し反論するまでもない。
 しかし本件から、我々は一つの現象を見て取ることができる。
 日本の輿論は往々にして中日の係争・不一致が存在する場所で、「悪人が自分のことを棚に上げ、人を悪人扱いする」という常套手段を採用している。

 これに類似する行為は日本の方が多く、頻繁で程度も甚だしい。
 本件が報じられると、一部の専門家は、日本機が中国の空域・海域・大陸で飛行・偵察を実施する頻度は米国を上回り、一年に延べ500回以上に達すると暴露した。
 この比較により、日本の上述した常套手段が見えてくるだろう。

 このような状況は、我々を不快にさせる。
 我々は、日本にこの常套手段を使わせないことを重視するべきだ。
 これは多くの関連部門を跨ぐ協力が必要となるだろうが、もっとも重要なのは関連部門が情報を迅速に開示し、日本に常套手段を用いるチャンスを与えず、日本という悪人の面を中国国民・国際社会・日本国民の前でさらけ出すことだ。






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