●18日、日本による中国侵略の発端となった満州事変(中国呼称:九一八事変)から82周年を迎えたこの日、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報が公式ミニブログに掲載したコメントがネットで物議を醸した。
レコードチャイナ 配信日時:2013年9月19日 12時5分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76948&type=0
国辱の歴史を手放すべきと海外メディア、共産党機関紙が怒りの反論―中国
●18日、人民日報は鐘声名義のコラム「歴史の忘却は裏切りを意味する」を掲載した。柳条湖事件記念日のこの日、改めて抗日戦争の歴史的記憶を守り続けると宣言している。写真は瀋陽市の九・一八歴史博物館。
鐘声名義(鐘声とは人民日報国際部の総意で執筆された記事を示すペンネーム)
のコラム「歴史の忘却は裏切りを意味する」を掲載した。
中国人民は永遠に忘れることはない。
1931年9月18日は中華民族の国辱の日である。
日本の関東軍は九一八事変(柳条湖事件)を起こし中国東北軍の駐屯地と瀋陽に進攻。
狂った侵略戦争の幕開けとなった。
九一八事変こそ中国人民抗日戦争の始まりである。
瀋陽、南京をはじめとする多くの町や村ではこの日を記念して警報を鳴らした。
これは神聖な儀式であり、世界各国の尊重を受けるべきものであろう。
しかしながらこの儀式に対する疑念、さらには誹謗(ひぼう)が静かに広がっている。
●.「中国は前進するために国辱の記憶を手放すべきだ」
●.「愛国主義教育は中国の世界観をゆがめている。」
これは米紙ウォールストリートジャーナルや英紙フィナンシャルタイムズに掲載された言葉だが、
中国は屈辱の歴史を宣伝することをやめ、時代の潮流に合わせよという意味が込められている。
かつてエンゲルスは言った。
「歴史はわれわれのすべてだ」、と。
歴史的記憶のない民族に未来はない。
歴史の忘却は裏切りである。中国人は歴史をはっきりと記憶する。
それは歴史の苦しみと嘆きに溺れることを意味しない。
中国社会発展の規律を認識するため、人民に前進し続ける自信と勇気を与えるためである。
この1年、日本による中国の領土侵犯という悪辣(あくらつ)な行為は強力な反撃を受けた。
釣魚島及びその付属島しょの南小島、北小島の“国有化”というバカ騒ぎを日本が起こした後、
中国政府は釣魚島及びその付属島しょの領海基線を発表。
また中国海警の船舶は同海域での主権維持巡視公開を常態化、釣魚島及びその近海に対する管轄権を行使した。
中国の行動は国家領土防衛の強い意志と実力を再びアピールするものとなった。
誰も中国人に横暴な振る舞いをすることはできない。
海外のいかなる挑発もその目的を達成することはないのだ。
』
これまで「中国ヨイショ」一辺倒だった海外メデイアがこのところ中国に強く当たり始めてきている。
あの歯のうくようにヨイショしていたのは中国が破竹の経済成長をしていたとき。
しかし、今年に入って成長見通しが低下してきたら、手のひらを返したように中国批判をはじめた。
まった、メデイアなんていうのは節操のないことおびただしい。
『
レコードチャイナ 配信日時:2013年9月19日 15時34分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76953&type=0
満州事変の日、共産党関連紙の反日発言に「庶民の生活に政治を持ち込むな!」と批判殺到―中国版ツイッター
2013年9月18日、日本による中国侵略の発端となった満州事変(中国呼称:九一八事変)から82周年を迎えたこの日、中国共産党機関紙・人民日報傘下の環球時報が公式ミニブログに掲載したコメントがネットで物議を醸した。
環球時報は
「上海市のあるレストランで食事していると、隣の席に3人の日本人と1人の西欧人、そして1人の中国人が座った。
彼らは日本語で会話し、中国人はお茶を注いだり、料理を運んだりと彼らの世話をしていた。
九一八事変が起きたこの日にこの光景を見ていい気持ちはしなかった」
と書き込んだ。
これに対しネットでは多くのコメントが寄せられた。
以下はその代表的なコメント。
●.「中国人は団結して日本製品の不買運動を行うべきだ。
自国ブランドの発展を支持する、これこそが最大の愛国だ。
さあ、今こそ行動の時だ!」
●.「レストランに外国人の入店を断れと?
庶民にとっては日々の生活が最も重要なんだ!」
●.「学校で日本語を選択している学生は?
日本企業で働いている人たちは?
彼らに死ねとでも?
おかしいんじゃないの!」
●.「九一八事変の日は店が日本人の入店を拒否したり、日本関連の仕事は停止したりしなくてはいけないのか?
それならいっそのこと清代にでも戻り鎖国をすればいい。
中国の若者を刺激して、車や店が破壊されれば気が済むのか?」
●.「環球時報は公式ミニブログにこんなコメントを掲載したのか?
この発言は無責任すぎる、何が言いたいのか理解できない」
●.「環球時報のコメントを見て私は怒りと悲しみを覚えた。
それでも、1600件もの関連コメントの多くが環球時報を批判していることに少し安心した」
●.「九一八事変の日は日本人に野菜でもぶつけろと?
庶民の生活に政治を持ち込むな!
国民はお前らの駒ではない。
我々は九一八事変を忘れない。
しかし、それ以上に両国の友好と平和を庶民は望んでいる。
いつまでも恨み続けていては意味がない。
機関紙の傘下メディアとして、言ってはいけないことくらい理解するべきだ!」
』
【トラブルメーカーから友なき怪獣へ】