●16日、100年前の中国人は、栄養不足で痩せ細ったイメージから「東亜病夫(東アジアの病人)」と呼ばれたが、現在の中国人は深刻な環境汚染が原因で別の意味で「病人」になっているという。写真は「がんの村」のひとつとされる江蘇省麾村。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月21日 7時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76898&type=0
「がんの村」が都市・農村部に存在、
1分ごとに6人のがん患者を出す中国人は再び「東亜病夫」に―香港紙
2013年9月16日、100年前の中国人は、
栄養不足で痩せ細ったイメージから「東亜病夫(東アジアの病人)」
と呼ばれていたが、
100年後の中国人は今、深刻な環境汚染が原因で
「新時代の東亜病夫」
になっているという。
香港紙・東方日報(電子版)が伝えた。
「金の山は欲しいが、緑の山は要らない」
とばかりに急速に発展した経済は中国に巨大な利益をもたらしたが、中国人は今、その大きな後遺症に悩まされている。
浙江省楽清市のある小学校ではつい先日、新校舎での授業開始わずか3日後に、19人の児童が鼻血や胸の痛みなどの中毒症状を訴えた。
学校周辺には化学工場数十社が操業しており、そこから違法に排出された有毒ガスが原因である可能性が高いとされている。
このため、小学校は旧校舎へ戻って授業を再開することになった。
この小学校のある村は、以前から「がんの村」として非常に有名で、2009年から現在までのわずか数年で121人の村民ががんで死亡している。
そのうち最年少は26歳の若さだった。
ひと昔前の「がんの村」は貧しい農村部に多かったが、最近では都市部にも広がっている。
最も顕著なのは北京市だ。
先日、1982年に北京市内の大学を卒業したというある人物(=つまり50歳代と考えられる)が、マイクロブログにこんな投稿をした。
「卒業後、北京に残った同級生30人あまりのうち8人はすでにがんにかかっている。
海外で働いている20人あまりの同級生は1人もがんにかかっていない」。
つまり、「北京に残った4人に1人ががん患者」という計算になる。
これはインターネット上で大きな話題になった。
北京市当局は
「北京市のがん罹患率は国際水準並み。
米国の高齢者のがん罹患率の方が北京市よりもずっと高い」
と答えたが、
「説得力に欠ける」
との批判に遭っている。
中国の「がんの村」はすでに247カ所に達し、27の省に及んでいる。
全国で年平均350万件の症例が新たにがんと診断され、1分ごとに6人の新たながん患者が誕生していることになるという。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月20日 10時33分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76960&type=0
8月に大気汚染が最も深刻だった10都市を発表―中国環境保護部
2013年9月18日、国家環境保護部(環境保護省)の担当者はこのほど、中国全土の74都市(北京市・天津市・河北省、長江デルタ、珠江デルタの都市、直轄市、省都、計画単列市)で調査した2013年8月の大気汚染状況を発表した。
大気汚染が最も深刻だった10都市のうち、北京市・天津市・河北省が8都市を占めた。
環境保護部のウェブサイトが伝えた。
8月、74都市の大気の質が基準をクリアした日の割合は9.7%から100%とまちまちで、平均は66.7%だった。
基準を満たさなかった日の割合は33.3%で、うち軽度の汚染が24.9%、中度の汚染が6.6%、重度の汚染が1.8%だった。
7月と比べると、基準をクリアした日の割合は4ポイント下がり、重度の汚染となった日の割合が0.1ポイント上昇した。
都市別の大気質総合指数を見ると、8月に大気汚染が最も深刻だった10都市は上から順に、●台市(●=刑のへんにおおざと)、唐山市、石家荘市、済南市、邯鄲市、天津市、衡水市、西安市、保定市、廊坊市となった。
一方、大気の質が最も良かった都市は上から順に、海口市、銀川市、福州市、舟山市、麗水市、珠海市、哈爾浜(ハルビン)市、貴陽市、昆明市、拉薩(ラサ)市となった。
北京市・天津市・河北省の13都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は65.4%で、うち重度の汚染となった日の割合は2.7%だった。
長江デルタの25都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は32.8%で、うち重度の汚染となった日の割合は2.5%だった。
珠江デルタの9都市のみを見ると、大気の質が基準を満たさなかった日の割合は24.0%で、うち重度の汚染となった日の割合は1.4%だった。
(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/武藤)
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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月20日 1時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76933&type=0
<中華ボイス>
北京のがん発症率は異常、同級生の4人に1人が発症―中国ネットユーザー
2013年9月18日、中国で近年増えている「がん」の発症。
特に今年は北京市で大規模な大気汚染があり、微小粒子状物質「PM2.5」が肺がんの発症率を上昇させると指摘する声も。
新華社通信の今年3月の報道によると、現在北京市の病死のうち、「がん」が最も多く、毎年3万7000人あまりが新たに「がん」を発病している。
北京市のがん発症率について中国のネットユーザーは
「北京のがん発症率は異常だ。
専門家はもっと注目するする必要がある。
私は1982年に大学を卒業した。大学の同級生30人余りが北京の職場で働いているが、そのうち8人が「がん」を発症した。
1人が肺がん、3人が乳がん、2人が白血病(別名:血液のがん)で、子宮と皮膚のがんはそれぞれ1人がかかっている。
一方、卒業後、海外に就職した20人余りの同級生は誰一人がんにかかっていない」
と自身の身の回りで起きたことを紹介し、北京市では高確率でがんが発症すると警鐘を鳴らした。
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Wikipedia 東亜病夫
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東亜病夫(繁体字:東亞病夫、簡体字:东亚病夫、とうあびょうふ)とは中国人に対する蔑称である。
直訳すれば「東アジアの病人」という意味になる。
清代に阿片で痩せ細った中国人を指す。
清代末期に中国に阿片を蔓延させる切っ掛けとなった西洋人が使った。
「~の病人」という表現はヨーロッパではしばしば使われており、19世紀半ばにはオスマン帝国が「ヨーロッパの病人」と呼ばれていた(この語は英国病時代のイギリスや、ドイツ再統一後のドイツにも使われることとなる)。
東亜病夫は当初、「東方病夫」と呼ばれていた。
上海のイギリス人が1886年10月17日に発行した英字新聞の記事にこの言葉が含まれている。
その後、1936年のベルリンオリンピックに中国は140名からなる選手団を送った。
30近い競技に参加したが、棒高跳で準決勝に進んだ選手以外はすべて初戦で敗退した。
選手団の帰国途中、シンガポールに立ち寄った際、現地の新聞が外国の風刺漫画を取り上げた。
その漫画のテーマが「東亜病夫」である。
風刺漫画には五輪オリンピックの旗の下で、担架で大きなアヒルの卵を担いだ中国人が描かれていた(英語圏はアヒルの卵の形状から0点を表す)。
中国人は清の時代の服装をして、弁髪を結わえ、それは痩せこけた中国人を連想させるものであった。
これ以来「東亜病夫」は外国人が中国人を蔑むときに使う言葉になった。
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【トラブルメーカーから友なき怪獣へ】