●10日、中国の国家衛生・計画生育委員会は「中国流動人口発展報告2013」を発表し、2012年中国の流動人口が2億3600万人に達したと明らかにした。写真は出稼ぎ労働者。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月13日 5時4分
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<数字で見る中国>
国民6人に1人が流動人口=2億3600万人に達する、若者が中心―衛生計生委
2013年9月10日、中国の国家衛生・計画生育委員会(衛生計生委)は「中国流動人口発展報告2013」を発表し、
2012年中国の流動人口が2億3600万人に達したことを明らかにした。
実に全国民の約6人に1人が流動人口に当たる計算だ。
北京晩報が伝えた。
既婚女性の流動人口は、既婚女性全体の4分の1で、子供の出産数は全体の3分の1を占めた。
流動人口では世代交代が起きており、2012年の流動人口平均年齢は28歳だった。
1980年以降に生まれた若者が半数以上を占めている。
前の世代に比べ新世代の流動人口は7歳早く出稼ぎに出ており、流動距離も長い。
新世代の流動人口のうち、75%の人が20歳前に出稼ぎ労働者となり、
7割の新世代の流動人口が大都市に戸籍を移したいと願っている。
新生代の流動人口は将来の発展も重視しているため、都市での安定的な生活を求めている。
彼らのうち、3年以上同じ仕事を継続している割合は6割を超える。
国はこうした新世代の流動人口の需要に応えた政策を打ち出してゆく必要がある。
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国政の最大課題は失業問題である。
失業率が高くなると、社会不満となって国政を揺るがすことになる。
特に若年層の失業者増大は暴力的展開に進む危険性がある。
また、同じように若年層の流動化も社会動乱の起爆剤になる。
国家は若年層に職を保証し、安定した生活を営めるようにすることがなによりの政策となる。
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レコードチャイナ 配信日時:2013年9月13日 8時0分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=76664&type=0
<数字で見る中国>
毎年25万人が自殺=世界全体の4分の1、若者の最も多い死因に―中国メディア
2013年9月11日、人民日報によると、中国では毎年25万人が自殺し、自殺未遂は約200万人。
15~34歳の若者で最も多い死因となっている。
今月10日は「世界自殺予防デー」で、世界保健機構(WHO)の調査によると、毎年100万人が自殺により亡くなっている。
中国は自殺が多発する国で、都市部より農村部、大都市より中小都市、若者より高齢者の方が自殺率が高い傾向にある。
2010年に当時の衛生部が公表したデータによると、中国全国の自殺率は10万人当たり6.86人。
農村部が10万人当たり10.1人で、中小都市は8.37人、大都市は6.41人だった。
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世界人口70億人として中国人口14億人とすると、比率は「20%」になる。
世界全体の自殺の「1/4」とは「25%」にあたる。
確かに多いが、人口が多いということを考慮すると、特別際立って自殺者が多いということでもない。
世界レベルよりちょっと上目といったところだろう。
問題は人口最多の地域にあって、自殺者が発生することはすぐにウワサになりえることである。
人口希薄なところで、平均的自殺が発生しても、さほどに影響力はない。
そのウワサが社会不安を掻き立てることになる。
これがおそろしい。
【トラブルメーカーから友なき怪獣へ】