2013年11月20日水曜日

日本人はなぜ日本製品を好むのか:世界の工業競争力格付け、日本がトップ

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●22日、中国網は、日本は中国・米国・インドに次ぐ世界第4のスマホ大国だが、サムスン電子はこの巨大な市場で赤信号に直面していると伝えた。写真はサムスンの携帯。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2013年11月20日
http://japanese.china.org.cn/life/2013-11/20/content_30652176.htm

 日本人はなぜ日本製品を好むのか

 メイドインジャパンの世界での評価は非常に高い。
 消費者の日本製品に対する信頼が厚いのは、企業が良好な経営を続け、それだけでなく、品質を常に追及し、顧客を充分に尊重してきたからである。
 日本の東洋大学経済学部修士課程を修了し、現在日本の不動産会社で勤める金龍(ジン・ロン)さんは記者のインタビューに応じ、
 「日本ブランドは絶えずイノベーションを続け、常に完璧な商品を追い求めてきた。
 それが日本人の日本製品に対する厚い信頼と忠誠心を生んでいる」
と語った。

■日本人の日本製品に対する消費観念とは
金龍:
 日本の国土面積は小さく、資源は欠乏しているが、工業製品であろうと農業副産品であろうと、そのほとんどすべてに優良のラベルを貼ることができるだろう。
 日本人の日本ブランドに対する信頼と忠誠心は非常に高い。
 日本の食品安全はかつて原発問題で大きく揺らいだが、国民は長年形成してきた日本ブランドに対する厚い信頼があるため、「国産」は「高級」というイメージが依然根強い。
 神戸牛や松坂牛、北海道のメロンなどの売上は落ちることを知らない。

■日本人はなぜ日本製品を好むのか
金龍:
 日本人が国産品に厚い信頼を寄せるのは、日本のメーカーが絶えず品質を追い求め、イノベーションを怠らなかったからだ。
 市場占有率の高い老舗ブランドであっても、新製品を販売するとなれば、やはり厳しい品質チェックを受ける。
 その理由は、現在日本の市場には安価な外国製品が数多く参入していることと、日本人は品質の悪い問題商品に対する容認度が極めて低いからだ。
 一旦信頼を失えば、ブランド消滅の危機を招く可能性もあり、多くの日本メーカーが品質を第一に掲げている。

 日本ブランドは消費者のニーズにとても敏感だ。
  日本の生活リズムは速く、人々の暮らしをより便利なものにしようと絶えず新しい商品を生み出す。
 特に家電や自動車は、一家庭において大きな出費となる商品で、多くの日本人が日本ブランドを望む。
 自動車でいうと、日本は道が狭く、環境資源に乏しいため、日本人は小型で燃費の良い自動車を好む傾向があり、外国ブランドに比べ日本車が国内のそうしたニーズを満たすのだ。

 また、日本のメーカーは製造過程において基準、効率、組織といった「ルール」を非常に重んじる。
 結果だけを見るのではなく、その過程においてどれだけの心血を注いだのか、どれほどの責任を果たしたのかといったものを重視するため、今日の研鑽された企業体制が形成されていったのだ。

 ある日、私は日本の友人と日本の各分野における創造力について話し合っていた。
 彼は日本の創造力は日本人の資源に対する態度が生んだものだと言った。
 広い土地や豊富な資源がないからこそ、その価値を身に染みて感じ、知恵を搾り出し、資源を最大限に利用した結果、大きな成果を生み出すことができたのだという。

■日本の若者はアップルやサムスンの携帯を使うのか
金龍:
 日本は電子製品大国で、ソニーやパナソニック、東芝、カシオなど多くのメーカーに携帯生産能力がある。
 これらのブランドが長らく日本の携帯市場を占有していたが、2012年に入って、アップルのiPhoneが初めてこの局面を打破し、日本で最も売れる携帯となった。

 それでも、日本製品をひいきする日本人は多い。
 日本ブランドの携帯はデザインと機能を重視しており、たとえば、シニア向けにつくられたボタンの大きな携帯の売上は上々だ。
 多くの優秀な自国ブランドが顧客を引き付けてきたのだ。
 アンドロイド携帯に親しんだ人は、操作に慣れないがためにアップル製品を購入しない。
 これらすべてが自国ブランドの影響力を強める要素となっている。

 私の身近にいる日本の若者、特に学生の場合、新しい携帯を買いたくてもお金がなくて、過度な消費習慣もないため、流行を追い求めるグループの中で彼らの姿を見ることはない。
 また、日本の携帯市場は通信サービス会社と緊密な連携を取っているため、多くの人が新しい携帯の購入時には契約を結ぶ。
 そのため、日本の携帯市場に参入する場合には、日本の通信サービス会社と連携を図ることが最短ルートだろう。

■日本で知名度のある中国ブランドとは
金龍:
 在日本の売り場には、ハイアールの冷蔵庫やレノボのノートパソコン、ファーウェイの携帯が並ぶようになった。
 中国のブランドが電子・電器の生産販売大国の日本で受け入れらるようになったことは、品質が市場の検査を通過した証拠であり、一部の中国ブランドがたった30年で成熟期を迎えたことは、世界に誇れる成果である。

 最近、私はヤフーサイトの経済欄でレノボ・グループの世界のパソコン市場シェアが17.7%に達し、売上高が前年比で98億ドル増となったというニュースを見た。
 この数字には多くの中国人が心を躍らせ、中国製品の世界的な発展に期待を膨らませただろう。
 東京で暮らす人なら銀座四丁目にあるハイアールの巨大な広告塔を目にしたことがあるという人も多いと思うが、銀座は世界のあらゆるブランドが目を光らせるビジネス街だ。
 そこに中国のブランドが自身の広告を立てられるということは、世界規模で市場の開拓を進める勢いを有している証なのだ。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月22日 17時47分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79496&type=0

世界の工業競争力格付け、日本がトップ、韓国4位、中国7位―韓国メディア


●21日、韓国・聯合ニュースによると、国際連合工業開発機関(UNIDO)が2010年のデータに基づいてまとめた「2012-13年工業開発報告書」で、韓国の工業競争力は世界4位にランキングされた。写真は中国・成都の靴工場。

 2013年11月21日、韓国・聯合ニュースによると、国際連合工業開発機関(UNIDO)が2010年のデータに基づいてまとめた「2012-13年工業開発報告書」で、韓国の工業競争力は世界4位(指数:0.4044)にランキングされた。
 参考消息網が22日付で伝えた。

 工業競争力指数は、生産能力や世界市場への影響力などを考慮して算出される。

 韓国は2000年の12位から2005年に第4位にランクアップして以来、ずっと4位にランキングされている。

1]. 日本(0.5409)
2]. ドイツ(0.5176)
3]. 米国(0.4822)
4]. 韓国

 世界第二の経済大国・中国は2000年から16ランクアップし、第7位。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月22日 22時30分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79499&type=0

日本人は韓国ブランドに興味なし=日本のスマホ市場でサムスンは元気なし―中国メディア

 2013年11月22日、中国網は日本のIT専門リサーチ会社・MM総研からの情報として、日本の2013年9月末のスマートフォン契約数は5015万件で、中国、米国、インドに次ぐ世界第4のスマホ大国だが、サムスン電子はこの巨大な市場で赤信号に直面していると伝えた。

 今年1~9月に世界で最多の9000万台近いスマートフォンを売り上げたサムスン電子だが、日本市場では4位に甘んじている。

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、iPhoneは日本人に大人気の端末だ。
 面白いことに、同端末の日本でのシェアは、ベンダーであるアップルのお膝元・米国でのシェアよりも高い。
 ある投資銀行の推計では、iPhoneの日本国内での販売台数は今年1100~1200万台に達し、14年には2000万台を超え、シェアは50%近くになるとみられる。
 それと対照的なのがサムスン電子で、日本での市場シェアは下落が続いている。
 メーカー別シェアではアップル、ソニーモバイル、シャープに次ぐ4番目だ。
 同紙は「日本人消費者の韓国ブランドに対する嫌悪感によるもの」と報じている。




【トラブルメーカーからモンスターへ】

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