2013年10月10日木曜日

「アジアは日中時代」であっては絶対にならない:総力を上げての日本批判の意図

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●.9日、中国の崔天凱駐米大使は8日、「第二次世界大戦で『米国に負けた』『原爆に負けた』と思っている日本人は少ない。だから米国と友好関係を結ぼうとする。誤った歴史観だ」と主張した。写真は2008年4月、日本を移動中の北京五輪聖火リレーでの崔大使(当時)。

 中国は総力を上げて日本を非難し、追い込んできている。
 なんでそこまでやるのかと思うほどに。
 そうとうに苛立っている、というのが傍からみていてもわかる。
 それはどうしてなのか?
 その意図はどこにあるのか。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月10日 9時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77730&type=0

中国の駐米大使「米国の原爆に負けたと思っている日本人は少ない」「誤った歴史観だ」―中国メディア

 2013年10月9日、新華網によると、中国の崔天凱(ツイ・ティエンカイ)駐米大使は8日、米国の大学でアジア太平洋地域情勢と日中関係に関するスピーチを行い、
 「第二次世界大戦で
 『米国に負けた』
 『原爆に負けた』
と思っている日本人は少ない。
 だから米国と友好関係を結ぼうとする。
 誤った歴史観だ
と主張した。

 それによると、崔大使は
 「米国とは友好関係を結ぼうとするが、他国には関心がない。
 誤った歴史観だ」
と指摘。
 「第二次世界大戦で日本は平和を愛する心、侵略行為への反対に負けたのだ。
 日本が誤った歴史観でミスリードすれば、問題は大きくなる。
 戦後の国際秩序、アジア太平洋地域の人々の利益、日本人自身の利益にも影響が出る。
 この問題において、日本が正しい選択をすることを望む」
と表明した。

 さらに、崔大使は中国の外交方針にも言及。
 「中国は平和的で独立した外交政策をとる。
 根底には中国の悠久の歴史と文化・伝統がある。中国は従来から武力行使による国際問題解決には反対しており、話し合いを通じて平和的に問題を解決する方針だ」
と述べた。


 なにか、痛々しいほどの論理に見えるのだが。
 「中国もガンバッテってます」
というところを、中国民衆にアピールしたいのであろう。
 手駒がなくなってしまったので、ひたすら昔を掘り返しているような風である。
 日本を非難することで、アメリカの目を中国に向けさせたいという意図がミエミエにわかる。
 だがこういうことは、もっと隠密裏にやらないといけない。
 アメリカを引き込み日本を孤立させたいのだろう。
 日米を離反させることというのが、中国駐米大使のミッションであることは分かっている。
 だからこそ、コソコソやったほうがいい。

 アメリカは目の前で韓国が離反し、中国についてしまった姿を見ている。
 韓国はアメリカとともに、中国・北朝と朝鮮半島を戦ってきた同盟者である。
 それがいとも容易く裏切っていった。
 アメリカにとってはアジア民族とは理解しがたき人種と映っているだろう。
 となれば次は日本か、という疑念が生じる。
 なにしろ、

 『米国に負けた』
 『原爆に負けた』
 と思っている日本人は少ない、

と見られれているからである。
 日米は敵味方で戦火を交えた仲である。
 殺しあった仲である。
 朝鮮戦争ではアメリカと韓国が戦闘を繰り広げたことはない。
 友軍であったからだ。
 とすれば、日本は韓国以上にアメリカを裏切って当たり前の民族である。
 よって、韓国がいとも容易く中国についたなら、日本はさらに容易に中国の傘下に入ってもいいはずである。
 だからアメリカは、韓国以上に日本を信用していない。
 だが実際はどうだ!
 日本はガンとして中国を退け、逆に韓国はやすやすと中国についてしまった。
 これはどうしてだ!
 アメリカにはなぜだ、なぜだ!ということになる。

 その理由の一つが中国の尖閣での失敗である。
 中国全土で反日を仕掛け、暴力デモを行って、日本を脅しにかかった。
 これが日本の態度を強固に反中国化させる。
 なにするものぞ中国!
 という意識を高揚させてしまう。
 アメリカには負けた意識はあるが、中国には負け意識はまったくない。
 よって日本人は中国を怖いとは思わない。
 ただ侵略の歴史事実はあるので「お詫びと反省」の謝罪をしてきた。
 それも2/3世紀にわたってやってきた。
 そろそろ中国も韓国も一人で行くべき時だと日本は思う。
 お詫びと反省の上にあぐらをかくのはおやめになったら
と思うようになってきていた。
 そんな時に尖閣が発生した。
 暴慢な態度に憤激してしまった。
 なんだ、こいつわ!
 こんなヤツにはもう、お詫びも反省もやめだ!

  もしこのとき冷静に理性的になっていたらどうなる。
 つまり中国がソフトな手を差し伸べたらどうなっていたか。
 さすが大人中国!、となり、ついふらふらと日本は中国に歩みよった可能性も大きい。
 だが、中国はハードなビンタを日本に食らわせた。
 ために、怒った日本は中国と対峙する道を選んだ。
 中国の失敗が日本を強固にアメリカ寄りにさせてしまった。
 いま、中国はその失敗の穴埋めに腐心している
 いかに日本をアメリカから離すか?
 いや、いかにアメリカを日本から離すか?
である。
 上の中国駐米大使の発言などは明らかにその線に沿って出ている。
 さて、これからこの成り行きはどうなるのだろう!


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月10日 19時7分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=77751&type=0

米国の支配から脱却を図る日本、「これからは米中の時代、日本は脇役」―中国専門家


●10日、日米の安全保障協議委員会(2プラス2)で、「日米防衛協力のための指針」の再改定が決まり、両国は同協議で双方の軍事同盟の基盤がより固くなったと高く評価。一方、日本メディアは日米の軍事同盟に隠された矛盾を指摘した。資料写真。

 2013年10月10日、日米の安全保障協議委員会(2プラス2)で、「日米防衛協力のための指針」の再改定が決まり、両国は同協議で双方の軍事同盟の基盤がより固くなったと高く評価。
 一方、日本メディアは日米の軍事同盟に隠された矛盾を指摘した。

 日米両国が1978年に署名した「日米防衛協力のための指針」は1997年に改定。
 指針では日本の自衛隊は「盾」の役割を担い、米軍が攻撃能力を持った「矛」を担っている。
 ところが、日本の強い希望により、指針は再度見直しされることになった。
 今回の見直しでは、日本が同国の自衛隊に攻撃的な役割を増やすよう希望している。

 米国は日本の自衛隊を軍事戦略に組み込みたいと考えているため、安倍首相の「集団的自衛権の行使」に対し黙認していたが、
 米国は最終的に自国がアジアを主導したいと考えているため、日本の台頭を容認できるはずはない。

 さらに、米国は日本が攻撃能力を持ってしまうことで日中と日韓関係が悪化することを懸念している。
 米国は尖閣問題について、「尖閣問題の力による解決に反対する」と表明しているが、これは中国をけん制している一方で、日本に対しても自制するよう警告している。
 米国はかつて日本をアジアの最前線基地と位置付けていたが、今では中国に対抗する駒の1つとしか見ていない。
 専門家は、
 「世界は今後、中米の競争時代に入る。日本は米国の支配から脱却を急いでいるが、結局は脇役でしかない」
と指摘している。


 せっせと日本からアメリカを引き離そうとしている。
 これからは米中時代、アメリカさんよお願いだからこちらを見てくれ
と、一生懸命に媚を投げかけている。
 アメリカは中国の台頭によって中東と二面に対応しなければならなくなっている。
 しかし、そんなことは無理。
 なにしろ中東は複雑怪奇、魑魅魍魎の跋扈する場所。
 アメリカがここから手を抜けるなんてことは未来永劫ありえない。
 とすればアジアはどうする。
 答えは一つしかない。
 アメリカの代理人としての日本が前面に踊り出てくることになる。
 もともと、「日本は脇役」にしか過ぎない。
 それが中国の台頭によって、アメリカの代理者としてアジアに威を唱えることになる。
 中国はそれがなんともたまらなく嫌。
 アメリカなら許せるが、なんで日本とやらねばならないのか!
 日本は中国にとっては格下のはずだ!
 その脇役が、アメリカの代理人としてアジアに勢力を張り、中国包囲網を作るなんて許せるはずがない。
 周りはこうみる。
 「日本と対峙するということは、その程度の大国か!」
 「中国は日本すらにも対抗できない大国か?」
と蔑まれてしまう。
 それがメンツで生きている中国にとっては
 屈辱の地獄に堕ちることになる
のである。
 だからどうしても中国としては、心底アメリカが出てきて欲しいのである。
 アメリカが出てくれば日本は脇役になる。
 アメリカが出てこないということは、
 脇役を相手にしなければならないという恥辱にさらされる
ことになるのである。
 アジアは「米中時代」でなければならず、
 決して「日中時代」であってはならないのである。
 中国の本音はそんなところだろうと思われる。
 アメリカと対峙するなら世界の大国だが、日本と対抗するならアジアの大国に過ぎなくなる。
 中国の心理は明瞭にわかる。
 これは確かにつらい。
 日本という邪魔者さえいなければ道は開けていたのに。

  ではなぜこの日本という脇役が主役に躍り出てしまったかというと、これは中国の大きな失敗に起因する。
 尖閣問題である。
 世界を「米中時代」とするために、まず手始めに恫喝して日本を押しつぶしてしまおうとした。
 この安易な発想がことをややこしくしてしまった。
 発展する中国の勢いに日本が簡単にひれ伏すものと思ったのが、失敗であった。
 日本の心理を読み間違えたということだろう。
 もしこのこの問題をさほどに大事にしなければ、日本をスルーして「米中時代」の足がかりを作れたかもしれない。
 日本は公海上の行為に対してな何ら意義を申し立てない国である。
 日本の領海を侵犯しない限りは、自由に振る舞うことを認める国際法順守主義である。
 ところが、中国は尖閣でトラブルを起こしてしまった。
 尖閣が日本の国土なら日本は当然反発してくる。
 中国は「日本が中国を怖れていない」という一条をまったく読み落とした
 ために、中国は世界に出て「米中時代」を作る前に、日本と事を構えなくてはならなくなった。
 尖閣など棚上げにしておけば、自由に世界に出られたものを、ちょっとしたミスが中国の行動を縛ってしまった。
 あれだけ大掛かりな反日デモを企画した中国が、その日本をどうにも出来ない状態でなんで世界にでてくるのだ、という蔑みの目で世界は中国を見ることになる。
 米中時代をぶち上げるには、まずはその前に立ちはだかるこの日本とケリをつけることが先決だろう。
 それが出来てはじめて米中時代という道に歩を進めることができる、と考えるのが常識だろうと世界が思い始めている、と中国は考えているということである。
 ために、この日本というやっかいなものを、まずはじめに叩きのめさねばならなくなってしまったわけである。

 尖閣問題の失敗は中国としては実に大きな荷物を負わせることになっているのである。
 しかし、その日本を簡単に叩きのめすなんてことはまず10年、20年はできない。
 としたらどうしたらいいのか?
 中国が世界に出ていくことではなく、
 アメリカが中国を迎えに来てくれれば、日本の問題に触れなくていい。
 それが、中国が盛んにアメリカに愁眉を送る最大の理由なのである。
 「アメリカさん出てきて、お願い!」
ということの意味なのである。


サーチナニュース 2013/10/10(木) 11:16
http://seicho-shigenn.blogspot.com.au/2013/10/blog-post_8879.html

日中関係は2国間関係の中で最悪 日本が改善意思示さず=中国

  中国メディア・中国新聞社は10日、政治的な冷え込みが続く日中関係について清華大学の専門家
 「大国間関係の中で最悪の状態」
と分析、日本が関係改善の意思を示していないと論じたことを報じた。

  記事は、同大学当代国際関係研究院の閻学通氏が9日に行われた中国記者協会主催の講座において、日中関係は双方にとって非常に重要であるにもかかわらず
 「中米関係はおろか、中ロ、中仏、中英、中独、さらには中印などと比較して、最悪の状態だ」
と語ったことを紹介した。

  さらに、日本政府について
 「中国に対抗するメリットばかり見て、協力によるメリットを見ていない。
 多くの国民の支持を得るため、平和憲法を改定するために中国と対抗し、『中国脅威論』を喧伝しているのだ」
と分析、批判したことを伝えた。

  閻氏はさらに尖閣諸島問題についても言及。
 日本側が問題の存在や意見の相違を認めず、関係改善の意思を示さないという態度に問題があるとの見解を示すとともに、日中関係の重要さを鑑みて
 「双方が速やかにテーブルに着き、問題の解決を議論しなければならない」
と主張した。


 「日中関係は2国間関係の中で最悪 日本が改善意思示さず=中国
とは、
 「日中関係は2国間関係の中で最悪 中国が改善意思示さず=日本
ということでもある。
 あまりに幼稚な発想であり、大学の専門家ならもう少し理論性が欲しいところである。
 もしかしたら、中国新聞社が勝手にでっち上げた記事かもしれない。
 「中国に対抗するメリットばかり見て、協力によるメリットを見ていない
ということは、協力のメリットより、対抗するメリットが大きいと判断しているということか。
 それとも協力できないような状態を中国が作り上げているということか。
 どちらでもいいのだが、中国は相変わらず自分の都合のいいことばかり並べ立てているが、旧来から比べると、いまいち迫力にかける。
 前は恫喝に近かったが、いまはなぜ協力しないのかという姿勢に後退している。
 ほっときゃいいのだが。


レコードチャイナ 配信日時:2013年10月20日 16時57分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=78092&type=0

日系米国人初、ハリス大将が太平洋艦隊司令官に就任―中国メディア

●19日、新京報は記事「日系米国人初、太平洋艦隊司令官に就任」を掲載した。日本人の母親を持つ横須賀市生まれのハリー・ハリス海軍大将が太平洋艦隊司令官に就任した。写真は中国メディアの報道。

 2013年10月19日、新京報は記事
 「日系米国人初、太平洋艦隊司令官に就任」
を掲載した。

 16日、米ハワイの真珠湾基地で米太平洋艦隊の司令官交代式典が行われた。
 第34代太平洋艦隊司令官に就任したのはハリー・ハリス海軍大将。
 米国人の父親と日本人の母親を持つ横須賀市生まれ。
 初の日系人の太平洋艦隊司令官就任となった。

 ハリス司令官は陸海空軍、海兵隊、特殊部隊、海岸警備隊という兄弟姉妹が一致団結し、アジア太平洋地域のリバランスという任務を実現したいと発言した。
 経済的に、そして軍事力的にも世界でもっとも急速に成長を続けるアジア太平洋地域の重要性を明確にする発言となった。

 なお、この交代式典だが、債務上限引き上げ問題を受けて、例年よりも簡素な形式で行われた。
 式典の式次第は印刷されず、インターネットでのみ公開された。


 アメリカは嫌味なことをミエミエでやる。
 そのイヤミを嫌味とは思わずにアメリカにラブコールを必死で送り続ける中国がいる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月24日
http://japanese.china.org.cn/jp/txt/2013-10/24/content_30393940.htm

 日系米国人が太平洋艦隊司令官に 中国対抗目的か



 米太平洋艦隊は10月16日にハワイ・真珠湾海軍基地で交代式を開いた。
 釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題に解決案が見出されていない重要な時期に、米国は日本人の血を引くベテラン将校を、6隻の空母、200隻の水上艦艇と潜水艦、1100機の戦闘機を持ち、14万人の兵士と事務職員を率いる太平洋艦隊の司令官に任命した。
 これはアジア太平洋諸国および国際社会の注目を集め、さまざまな憶測を呼んだ。
 この任命の裏側には、どのような情報が隠されているのだろうか。
 米紙・ワールドジャーナルが伝えた。

 ハリス氏は1956年に東京から南の横須賀に生まれ、テネシー州とフロリダ州で育った。
 父は米国人、母は日本人。
 父の方から見ると、ハリス氏は米国の白人の末裔であるが、母は日本人でハーフだ。
 歴史的な角度から見ると、今回の任命は一部の人にショックを与えている。

 72年前の1941年、山本五十六海軍大将が率いる連合艦隊が真珠湾を奇襲し、米太平洋艦隊に深刻な打撃を与えた。
 米海軍の兵士の死傷者数は4000人弱に達し、太平洋戦争の序幕が開かれた。
 太平洋艦隊司令官のポストは現在、日本人の血を引く将校に握られたが、これは米国の多元的な民俗文化の推進の成功、米国の開放・公平の胸襟と自信を示すものだ。
 しかし多くの人にとって、これは歴史に対する皮肉でもある。
 米海軍には優秀な人材が多くいる。
 ハリス氏を他の艦隊の司令官に任命したならともかく、太平洋艦隊には特殊な歴史がある。
 西太平洋では再び波風が立っており、非常に敏感になっている。

 太平洋戦争中、米国とカナダは日本人の血を引く米国人とカナダ人が、日本に情報を提供する、もしくは自国内で破壊活動を展開することを懸念し、日系人を収容所に送った。
 現在は時代が変わり情勢も変化している。
 日本が米国と西側諸国の軍事同盟国になると、米国とカナダも第二次世界大戦中の行為について謝罪・賠償し、日系人の地位が大幅に向上した。
 米国の軍隊において、ハリス氏ほどの地位を占めている華僑はいない。

 肯定的に見れば、ハリス氏の就任は米軍の高級士官の任命がより専門化しており、民族的な背景にとらわれなくなっている。
 ハリス氏は最前線の戦闘機パイロットの経験を持ち、数多くの戦争・作戦に参加している。
 また第6艦隊司令官と統合参謀本部議長補佐を歴任しており、大型艦隊を率い海・空の立体作戦を指揮する能力を持つ。

 しかし日本と中国の釣魚島問題を鑑みると、米軍がハリス氏を太平洋艦隊司令官に任命したことは、人々に次のような異なる印象を与える。
 米日同盟は一分の隙もない同盟であり、
 米日は太平洋で再び軍事対立に陥らず、
 かつ台頭する中国に共同で対応し、
 将来的に両軍が高度に融合する。
 ハリス氏もまた就任後、オバマ大統領が制定しケリー国務長官が推進する「アジア太平洋リバランス戦略」を全力で遂行し、インドおよびアジア太平洋地域の同盟国やパートナーと緊密に連携すると述べた。
 これは太平洋地域で急速に台頭する中国に、全力をあげて対処することを暗示しているのかもしれない。



レコードチャイナ 配信日時:2013年11月19日 21時15分
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=79343&type=0

日本の尖閣対応を「抑制的」と高く評価
=比被災地への1000人以上の自衛隊員派遣も―米太平洋艦隊司令官


●18日、米太平洋艦隊のハリー・ハリス司令官は、就任後はじめての記者会見で、中国公船が尖閣諸島で領海侵犯したことについて、「海上保安庁と海上自衛隊が取っている抑制的な対応に感心している」と述べた。写真は中国海軍。

 2013年11月18日、米太平洋艦隊のハリー・ハリス司令官は、就任後はじめて東京で記者会見を開き、尖閣諸島をめぐる日本の対応を高く評価するともに、日本が政治や軍事レベルで中国との対話を模索し続けることが重要だとも強調した。
 環球網が19日付で伝えた。

 10月に米太平洋艦隊司令官に就任したハリス氏は米国人の父と日本人の母を持ち、日本の神奈川県横須賀市で生まれた。
 その後、米南部テネシー州などで育ち、海軍士官学校卒業後にハーバード大学のケネディ行政大学院を修了した経歴を持つ。
 日系人が太平洋艦隊司令官に就任するのは今回が初めてという。

 ハリス司令官は記者会見で、中国公船が尖閣諸島で領海侵犯したことについて
 「海上保安庁と海上自衛隊が取っている抑制的な対応に感心している」
と述べた。

 ハリス司令官はまた、台風30号で被害を受けたフィリピンでの米軍の救援活動について、
 「仲間が困っているときに手を差し伸べるのが友人だ」
とした上で、支援を行うのは「大国の責任だ」と強調した。
 日本が1000人以上の自衛隊員派遣を決めたことも高く評価した上で、日米関係の強化につながるとの見解を示した。



【トラブルメーカーから友なき怪獣へ】



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