2013年9月13日金曜日

尖閣問題の国際司法裁判での解決を否定:中国の眼は常に国内に向いている

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●12日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが中国の領土問題に対する「広報活動のまずさ」を指摘した英・軍事専門誌元編集者の論説を掲載した。



2013/09/12 23:49   【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201309/CN2013091201002076.html

中国が国際司法裁での解決否定 尖閣問題で

 【北京共同】中国の唐家セン元国務委員は12日、北京で日本維新の会の小沢鋭仁国対委員長らと会談し、沖縄県・尖閣諸島問題の国際司法裁判所(ICJ)での解決を否定する姿勢を示した。

 小沢氏が、尖閣は歴史的にも国際法上も日本領であり領土問題は存在しないとした上で
 「どうしても異論があるならICJに提訴してはどうか」
と主張。
 唐氏は
 「2国間で解決すべき問題だと思っている」
と答えた。

 中国要人が尖閣問題をICJに持ち込むことに否定的な見解を示したのは初めてとみられる。

 中国は法廷闘争では日本に分があると判断しているとみられ、
 日本との外交交渉で尖閣問題を解決したい姿勢を示した形だ。



jiji.com (2013/09/13-00:42)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013091300014

「尖閣、2国間で解決を」=唐氏、維新訪中団と会談

 【北京時事】日本維新の会の小沢鋭仁国対委員長ら国会議員6人の訪中団は12日、北京で唐家※(※=王ヘンに旋)中日友好協会会長(元国務委員)と会談した。
 沖縄県・尖閣諸島の領有権について、小沢氏が橋下徹共同代表の意見として
 「異論があるなら国際司法裁判所へ提訴したらどうか」
と持ち掛けたのに対し、唐氏は
 「2国間で解決すべき問題だ」
との考えを示した。 

 会談では歴史認識や憲法改正も話題となった。
 2020年の東京五輪開催に関し、唐氏は
 「わがことのように喜んでいる」
と祝意を表明した。



毎日新聞 2013年09月12日 00時57分
http://mainichi.jp/select/news/20130912k0000m030139000c.html

米国務副長官:尖閣諸島「日本の立場支持」公明代表と会談

 【ワシントン福岡静哉】
 訪米中の公明党の山口那津男代表は11日午前(日本時間同日深夜)、ワシントンの国務省でバーンズ国務副長官と会談した。
 バーンズ氏は中国との間で緊張が続く沖縄県の尖閣諸島について
 「日本の立場を支持する」
と述べた。

 会談で山口氏は、今年1月に日本の政府・与党幹部として初めて中国の習近平国家主席(当時は総書記)と会談したことをふまえ、「日中関係の改善に努力したい」と伝えた。
 バーンズ氏は「首脳会談はいつできるのか」と尋ね、
 山口氏は
 「今年秋に日中、日韓ともに実現できるよう力を尽くしたい」
と述べ、独自のパイプを生かして関係改善に努める考えを強調した。

 バーンズ氏はまた、日米関係について
 「日米同盟は最優先の同盟関係だ」
と指摘した。
 ロシアが提案したシリアの化学兵器の国際管理提案についても意見交換した。



ロイター 2013年 09月 13日 15:22 JST
http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPTYE98C04Z20130913

尖閣問題で米国は日本を後押しすべきでない=中国人民解放軍

[北京 13日 ロイター] -
  中国国防省は13日、人民解放軍が今週米国との会合で、尖閣諸島(中国名:釣魚島)をめぐる日中対立において米国が日本を後押しすべきでない、と伝えたことを明らかにした。

 国防省によると、人民解放軍の王冠中・副総参謀長は米国との会合で、中国の領土を守る決意は固いが今まで自制してきたと伝えた。

 同副総参謀長は、米国防総省のジェームズ・ミラー次官(政策担当)に対して
 「この問題が米中間の問題となるべきでない。中国は米国がこの問題の第三者にならないことを望んでいる」
と述べた。
 さらに
 「米国は一貫したスタンスを維持すべきで、間違ったシグナルを送ったり、後押ししたり、関係国と共謀すべきでない」
と述べた。
そのうえで、両国の戦略的な信頼関係を損ねないよう、米国がこの問題を適切に対処することを中国は望む、と伝えた。

 一方、ミラー次官はこれに対して、米国は主権問題で特定の立場はとらないと表明したという。
 さらに、関係国全てが自制すべきとし、中国がこの問題解決に向け外交手段を活用することを支援する、と述べた。



日本経済新聞 2013/9/13 19:24
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1303F_T10C13A9FF2000/

 中国軍高官「尖閣などで米国介入望まず」

 【北京=島田学】中国軍の王冠中副総参謀長は9日に北京で開いた米国との次官級の国防協議で、沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題や南シナ海問題について
 「米中間の問題にすべきでなく、米国がこれらの問題の第3の関係者になることを望まない」
と強調し、米国の介入をけん制した。
 中国国防省が13日、協議内容を発表した。

 協議には米国からはミラー国防次官が出席。
 ミラー氏が尖閣問題を巡って「威嚇や武力行使に反対する」と述べ、尖閣諸島周辺での中国側の活動を控えるよう促したのに対し、王氏は「誤ったシグナルを送るべきではない」と反発した。




【トラブルメーカーから友なき怪獣へ】



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